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2016年01月22日

図書室 1月

1月掲示板とカレンダー
図書室 1月 図書室 1月
「新年」
たった2つの文字で
大事なことをあらわす
1字ちがいで去年 1字ちがいで新聞
ぜんぜんちがう意味にもなる
たった2つの文字だけど
なにか心が改まる 「がんばろう」
大きな希望が心いっぱい広がってくる
新年のちかい 自分の目標を胸に 今年もしっかりがんばろう


図書司書から
 おすすめ本を紹介します
図書室 1月
  「境遇」
   作    湊 かなえ
   出版社  双葉社
           
 “あおいリボンは おかあさん あおいリボンは そらのいろ おかあさんは あおいそらから いつも いつも みているよ”

 絵本大賞新人賞を受賞した『青空リボン』の作者である高倉陽子(36)は県議会議員の夫と5歳の息子と3人で暮らしている。親友の晴美は新聞記者である。二人が出会ったのは親がいない、若しくは事情があって育てられない子どもが預けられる児童養護施設。陽子は絵本の読み聞かせのボランティアで来ていて、この施設に預けられていた晴美と親しくなったのである。二人共、別々の施設で育ったが、同じ境遇・同い年ということで、親友同士。
 『青空リボン』が幅広い年齢層の人たちから注目を受けるようになり、わずかひと月で、ベストセラーとなった。その矢先、陽子の5歳の息子が誘拐されるという事件が発生した。「真実を公表しなければ、息子の命はない。無駄なことはするな。白川渓谷事件を思い出せ」の脅迫状。白川渓谷事件とは、一昨年、女子高生が、以前からつきまとっていた男に連れ去られ、白川渓谷で殺害されたという事件。両親が警察に通報したために、その女子高生は殺害されたのである。陽子は警察に通報出来ず、親友の晴美に助けを求めるのだが・・・。

 実はこの『青空リボン』という絵本は晴美が陽子に話して聞かせた手紙の内容を基に陽子が息子のために書いたものである。
誘拐事件の裏に隠された“真実”の意味とは・・・。事件の鍵となる絵本『青空リボン』が誘拐事件とどう関わっているのか?真実に辿り着いた時、二人の歩んできた境遇が浮き彫りになっていく。読み始めたら、最後まで一気に読んでしまう程のノンストップミステリーである。さて、あなただったらこの誘拐事件の犯人をどう解いていくのでしょう?ヒントは「え?あなただったの?」

 巻末に絵本「青空リボン」の収録(文・みなと かなえ 作・すやま ゆうか)

1月吉日 図書室より     





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Posted by 那覇看護専門学校 at 09:08│Comments(1)図書室
この記事へのコメント
紹介された本をみて、久しぶりに本を読みたくなしました。
これからもブログ更新たのしみにしています!
Posted by chika(ちか)chika(ちか) at 2016年01月22日 09:48
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